第957話:下品で、ずるくて、しぶとくて、

ヴァカンスボーテ

ぼくの生まれた町は大阪だ。大阪くらいしたたかな生命力を持った町はない。まるで巨大なゴキブリだ。取られた足を悔やんでいる暇があるなら残飯でもあさっていた方がましというものだ。なりふりなど構わない。上品さなど持ったこともない。おまけに大変なイラチときている。嘘だと思うなら、街中を往く人を見てみるといい。のんびり歩いている人なんか一人もいない。車で街を走っても同じこと。車線などはただの模様・・・ジグザク、割り込み、なんでもござれ。君が歩行者なら十分過ぎるくらい気をつけることだ。青でも油断は禁物だ・・・有り難くないことに、事故も轢き逃げも、おまけに駐車違反も他の町を圧倒している。情けないことにひったくり件数も何年も全国ワーストだ。とにかく万事がこの調子。下品で、ずるくて、しぶとくて、ルール無視でもお構いなし・・・それがぼくの知ってる大阪だ。

・・・作家:百田尚樹さんが書かれた自伝的小説「錨を上げよ(一)出港篇」の冒頭P11の1960年代の大阪。大爆笑の連続ですが自分がこの町に生まれ育ち、今もMade in OSAKAの商人としてメシを喰っていけることを誇りに思います。

大阪ストラット
https://www.youtube.com/watch?v=rGtnAp8KZ_8

以上、
ウノシュージ
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